今回は、のばす音(長音)「â, î, û ,ê, ô」を学習します。
パソコンのローマ字入力とは違う部分ですが、ここまで練習プリントは訓令式でご紹介してきたので、今回もローマ字練習プリントは「訓令式」で、パソコンのローマ字入力方法もご紹介しながら違いを解説していきます。
伸ばす音は、小学校で習う訓令式では「教室」は「きょうしつkyôsitu」となります。
パソコンのローマ字入力では、「教室」は「きょうしつkyousitu」です。
訓令式ローマ字とローマ字入力の伸ばす音何が違う?
- 訓令式での伸ばす音(長母音)とは、日本語の発音に合わせてあらわす。
- ローマ字入力は、ひらがなの読み通りにあらわす。
訓令式ローマ字とローマ字入力の比較
次の表は、訓令式ローマ字とローマ字入力の違いの例です。
ひらがな | 訓令式ローマ字 | ローマ字入力 | |
お母さん | おかあさん | okâsan | okaasan |
お兄さん | おにいさん | onîsan | oniisan |
象 | ぞう | zô | zou |
東京 | とうきょう | Tôkyô | toukyou |
ケーキ | けーき | kêki | ke-ki |
これがクイズに出題されたら、小学生の正解率の方が大人の正解率を上回りそうですね。
訓練式ローマ字の長音記号
訓令式ローマ字の長音は、母音字の上にサーカムフレックス(circumflex)という山形の記号「̂」を付けます。
小学校3年生のローマ字の教科書では、イ段はサーカムフレックス「̂」と「ii」の両方の表記が紹介されています。
ヘボン式ローマ字の長音記号
ヘボン式ローマ字の長音は、母音字の上にマクロン(macron)という横棒「¯」を付けます。
「 ĀĪŪĒŌ āīūēō 」
ヘボン式では、ア段、イ段、エ段の長音は 「aa, ii, ei」 ともあらわしたり、母音の後に h をつけることで長音をあらわしたりします。
パソコンのローマ字入力の長音記号
パソコンでは、上の段の右から4番目の「-」のキーを押すと入力できます。
訓令式ローマ字の練習プリント
のばす音(長音)の練習プリントです。
練習問題もついていますので、ぜひチャレンジしてみてください。
無料でダウンロードしていただけますので、ダウンロードして印刷、またはタブレットで表示してノートに答えをかいてみたりしてご活用ください。